事業内容

これまで30年以上培ってきた風力発電に関する知識・経験及び国内外のネットワークを生かして、風力発電に係る技術的課題を解決することで、風力発電の普及に貢献します。また、風力業界の発展及び技術力向上のため、人材育成に取り組んで参ります。

コンサルティング

風況観測
 陸上風力及び洋上風力発電事業の計画段階において、風況観測方法(風況観測塔、鉛直LiDAR、スキャニングLiDAR等)、風況観測地点の選定、観測データの解析のお手伝いをします。なお、風況観測は、協力会社と実施致します。
発電量予測
 陸上風力及び洋上風力発電事業の計画段階において、発電量予測(平年値補正、風況シミュレーション、ウェイク評価、損失評価、不確かさ評価)、風車レイアウト検討、風車選定のお手伝いをします。風況シミュレーションには、DTUのWAsP/WAsP CFD、水域ネットワーク社のMASCOT、WindSim社のWindSim、EMD社のWindPRO、RIAM-COMPACT等を用います。
風条件・海象条件算定
 陸上風力及び洋上風力発電設備の設計に必要な風条件(極値風速、乱流強度、ワイブルパラメータ、ウィンドシア、気流傾斜角、空気密度等)の算定、地形複雑度(CCT)の評価、有効乱流強度の評価を実施します。風条件算定には、DTUのWAsP/WAsP Engineering/WAT、水域ネットワーク社のMASCOT、EMD社のWindPRO等を用います。なお、海象条件については協力会社と実施を致します。
荷重解析
 空力弾性連成解析ソフト(DNV GL社BLADED等)を用いて、IEC61400-1, 61400-3の設計荷重条件に基づいた終局荷重や疲労荷重の評価を行います。
技術デューデリジェンス
 新設及び既設の風力発電所の発電量評価、発電コスト評価(資本費、運転維持費、撤去費等)、リスク評価等の技術デューデリジェンスを行います。なお、一部の業務については、協力会社と実施を致します。
NKウィンドファーム認証
 日本海事協会のウィンドファーム認証の審査会用資料の作成及び審査会対応の支援を致します。

人材育成業務

社内向けのセミナーや講習会(風況解析、風況シミュレーション、発電量予測、極値風速算定、乱流強度評価等)を行います。

期間またはスポットで技術顧問契約を承ります。特定の案件に限定せず、風力発電に関する技術的なサポート及びアドバイスを致します。

プログラム開発

IECや国内標準化委員会の経験を活かし、ガイドラインや規格などの開発のお手伝いをします。

マネジメント

国プロやその他の公的資金によるプロジェクト運営のお手伝いをします。

調査・研究

国内外のネットワークを活用して、技術レポートの作成、市場調査やコストの評価を行います。

  • 発電コストの調査
  • 浮体式風力発電の海外技術動向調査
  • 洋上風況観測手法の海外技術動向調査
  • ウェイクモデル技術動向調査
  • 洋上風力技術開発手法の調査

業績一覧

国プロ

  • NEDO 洋上風力発電の発電コストに関する検討(アジア航測殿からの再委託、2019年度)
  • NEDO 次世代浮体式洋上風力発電システム実証研究(基盤調査)(日本気象協会殿からの再委託、2019年度~)
  • NEDO 着床式洋上ウィンドファーム開発支援事業(洋上風況調査手法の確立)(日本海事協会殿からの再委託、2019年度~)
  • 文部科学省「富岳」成果創出加速プログラム「スーパーシミュレーションとAIを連携活用した実機クリーンエネルギーシステムのデジタルツインの構築と活用」(東京大学からの委託、2021年度~)

民間プロジェクト

  • 累積プロジェクト設備容量 3,016MW(内、洋上:2,091MW)
  • 累積プロジェクト件数 23件(内、洋上:9件)